
最近、放火による火災が増加傾向にあり、弘前地区消防事務組合でも、出火原因の上位となっており、このことは全国的にもいえることです。また、放火による火災件数だけでなく、火災全体に占める放火火災の比率が伸びていることにも留意しなければなりません。
このため、火災による被害を減らしていくには、放火火災の防止対策が不可欠になっています。
「放火火災の防止」の基本は、「放火されない、放火させない、放火されても被害を大きくさせない」ということです。この3つを目標として、建物ごとの放火火災対策、地域ぐるみの活動、安全なまちづくり、広報や防火教育、行政の取組みなどを行っていくことが必要です。
「放火されない」ためには、「放火されにくい環境をつくっておく」ということです。
放火の実態を見れば、放火しようとしたときに、手間がかかったり人目につきやすかったりすればやりにくいことは明らかです。「手間」と「人目」をポイントに、できるだけ放火されにくい環境をつくっていくことが大切です。
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弘前地区消防事務組合では、「放火されにくい環境づくり」を目指し、春秋の火災予防運動において放火火災防止への取組みをはじめとして、地域(町内会、地域住民等)と連携し消防、地域が一体となり「放火されにくい環境づくり」を実現し、放火による火災の減少を図るべく広報や防火教育などを積極的に行っていくものです。
担当 消防本部予防課
電話 0172-32-5104