
この運動は、雪解け後の入山者が多くなる行楽時期を迎えるにあたり、広く住民に山火事予防意識の啓発を図るとともに、予防対策を強化し、林野火災による被害防止及び森林の保安と地域の安全に資することを目的とし、特に山火事発生の危険が高まる4月1日から6月10日までを「山火事防止運動強調期間」と定め実施しています。
山火事のほとんどは、人の不注意によって起きています。発生すると早期に拡大し、消防隊の立入りや利用可能な水利が限られることから、消火活動が困難な上、人命や建物等にまで被害が及んでしまいます。かけがえのない貴重な森林を守るために、皆様のご協力をお願いいたします。
〇 たばこの火は必ず消すとともに、吸いがらを投げ捨てないこと
〇 火遊びはしないこと
〇 廃棄物等を焼却しないこと(野外で廃棄物を焼却する行為は、一部の例外を除き原則禁止されています。)
弘前消防管内では、令和6年1月~12月の1年間で128件の火災が発生しました。令和5年が82件でしたので、46件も増加しています。また、128件のうち、林野火災が4件発生しており、過去5年間で最多件数となっています。そして、出火原因の内訳として、調査中のものもありますが、一番多かったのは「焼却火(たき火)」となっており、ここ数年、出火原因のトップとなっています。
これは、枯草や枝等の廃棄物を風が強く乾燥した日に焼却したため、強風にあおられ周囲の可燃物に着火したり、消火を確認せずにその場を離れたため燃え広がってしまったというケースが多い状況となっております。
また、焼却の際の火炎や煙により死傷する事案も発生しています。
焼却火(たき火)による火災は、注意すれば防ぐことができるものです。やむを得ず焼却する場合は、次のことに注意してください。
⑴ 空気が乾燥しているときや風が強いときは、焼却を行わない
⑵ 消火器、水バケツ、スコップ等の消火用具を用意してから行う
⑶ 燃やしている時は目を離さない
⑷ 一度に多量の焼却は行わない
⑸ 焼却後は、必ず消火したことを確認してからその場を離れる
⑹ 衣服への着火や火傷に注意する
⑺ 消火ができない場合は安全な場所に避難し、速やかに119番通報する
また、弘前消防では、出火原因が1番多かった焼却火(たき火)による火災を防ぐための注意喚起チラシを作製しました。
町会や近所の人に、火事を起こさないように呼びかけたい!という方は、以下のリンクからダウンロードしてご活用ください。
「焼却火(たき火)・山火事注意喚起チラシ」はこちら(471KB)
ひとり一人が意識して、みんなで火災を起こさないように行動していきましょう!