これからの季節、住宅火災にご注意ください!

住宅火災について

 令和5年中に弘前消防管内で発生した火災の総件数は、82件でした。そのうち、住宅火災の件数は42件で昨年より7件増加しました。また、令和2年から令和5年までを調査した結果、12月~1月は住宅火災の件数が多いことがわかりました。

 

 

全国の火災傾向について

 全国に目を向けると、令和5年の火災件数は38,672件。そのうち、住宅火災は12,112件発生しており、昨年より701件増加しています。

 

 総務省消防庁から発表された「令和5年版消防白書」によると、全国で発生した火災のうち、住宅火災の割合は30%でした。さらに、全国で建物火災により亡くなった方は1,173人で、建物用途別でみると、住宅火災により亡くなった方は1,065人(91%)でした。そのうち、65歳以上の高齢者の割合は、75%と非常に高くなっています。

 

住宅火災の出火原因

 住宅火災による出火原因の上位に「電気器具類」「たばこ」「こんろ」「ストーブ」が挙げられます。

 

 

 全国的には、この上位4つのうち特に「電気器具類」による火災が1位となっており、弘前消防管内でも一定数発生しております。

 総務省消防庁では、この電気器具類による火災の原因、電気器具類による火災を防ぐポイントなどを動画などでわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

総務省消防庁≫住宅防火関係(映像資料)

 

リーフレット≫files/r06_denkikasai.pdfPDFファイル(2376KB)

 

 

火災の被害を軽減させるアイテム

1、安全装置がついている「こんろ」「ストーブ」を使用しましょう!
○Siセンサー
 Siセンサーとは、温度センサーのことで鍋底の温度を感知するものです。Siセンサーこんろは、「調理油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」「こんろ消し忘れ消火機能」の機能があり、火災を防ぐことができる安全装置です。

○対震自動消火装置・給油時自動消火装置
 地震などの強い衝撃を受けた時や使用中に給油タンクを抜いた時に自動で消火する、ストーブに備わった安全装置です。

 

2、防炎品を使用しましょう!
 防炎品とは、燃えにくい素材や材料で着火しにくく、着火しても燃え広がりにくい製品をいいます。火災の発生や拡大を未然に防ぐことができます。

 

3、住宅用消火器を備えましょう!
 住宅用消火器とは、普通の消火器とは違い、軽量で女性やお年寄りでも扱いやすく狙いやすいのが特徴です。また、粉末タイプと強化液タイプがあり、それぞれ消火対象に得意分野があります。適応火災を確認し、使用場所にあった住宅用消火器を購入しましょう。

 

4、住宅用火災警報器を設置しましょう!
 住宅用火災警報器とは、火災により発生した煙や熱を検知して、警報音や音声で火災が発生したことを知らせてくれる安全装置です。住宅用火災警報器を設置すると、未設置の時と比べて、住宅火災により死亡するリスクと損害額は半減し、焼損床面積は約6割減少するという調査結果があります。

 

 弘前消防管内では、義務設置場所を「寝室・階段」としております。また、住宅用火災警報器の設置向上のために、住宅用火災警報器に関するチラシを作成しました。『地域の方に配りたい!』『防火の指導の際に活用したい!』等ありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

住宅用火災警報器チラシ≫files/juukeikitirashi.pdfPDFファイル(1562KB)

 

 

 

 

 

 

問い合わせ先

担当 消防本部予防課

電話 0172-32-5104

メールでのお問い合わせ(このお問い合わせからは通報を受信できません)

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