
例年冬期になると、家庭や事業所から灯油等が流れ出す油流出事故が多発しています。原因は、ホームタンクのバルブや配管の劣化、除雪時のホームタンクや配管の破損、ホームタンクから小分け時に目を離す等、不注意による流出が大半です。油流出事故が発生すると、側溝や水路を通じ河川に流出する危険があります。河川に流出すると下流域全体に影響を及ぼし、河川環境や水生生物にも悪影響を与えるほか、場合によっては水道用水の取水停止など重大な事態に陥ることもあります。
また、事故の処理費用は、原因者の方に負担していただくことになります。各家庭や事業所では、「油類を取扱う責任者」であるという意識を持ち、タンクの劣化状況点検や補修を行い、除雪作業等の破損事故にも十分注意しましょう。なお、事故を起こした場合や発見した場合は、市町村役場、最寄りの消防署、または国や県の機関に速やかにご連絡をお願いします。
担当 消防本部予防課
電話 0172-32-5104