質問コーナー

1.消防車(しょうぼうしゃ)は、なぜ赤色(あかいろ)なのですか?

日本(にほん)で最初(さいしょ)に外国(がいこく)から輸入(ゆにゅう)した消防車(しょうぼうしゃ)のいろが赤色(あかいろ)だったことが、理由(りゆう)の一つだと言われています。いまは、法律(ほうりつ)できめられているからです。

2.119番通報(119ばんつうほう)すると、どこにつながるのですか?

弘前市内(ひろさきしない)にある消防本部庁舎(しょうぼうほんぶちょうしゃ)の消防指令(しょうぼうしれい)センターへ電話(でんわ)がつながります。災害(さいがい)が発生(はっせい)しているばしょや急病人(きゅうびょうにん)がいるばしょなどを係員(かかりいん)がききますので、状況(じょうきょう)をおしえてください。

 

3.火事(かじ)の原因(げんいん)で一番(いちばん)おおいのはなんですか?

建物火災(たてものかさい)の原因(げんいん)でおおいのは、1.こんろ、2.たばこ、3.放火(ほうか)、4.ストーブなどです。こんろが原因(げんいん)の火災(かさい)は、けしわすれがおおいようです。火災(かさい)の早期発見(そうきはっけん)や避難(ひなん)のために、住宅用火災警報器(じゅうたくようかさいけいほうき)をかならず設置(せっち)しましょう。火(ひ)のもとにはじゅうぶん注意(ちゅうい)してください。もしもにそなえて、消火器(しょうかき)も設置(せっち)しましょう。

 「平成26年版消防白書より」

 

4.消火器(しょうかき)でなにをけすことができるのですか?

一般家庭(いっぱんかてい)や学校(がっこう)などに設置(せっち)されている粉末消火器(ふんまつしょうかき)は、普通火災(ふつうかさい)、油火災(あぶらかさい)、電気火災(でんきかさい)の初期消火(しょきしょうか)に効果(こうか)があります。初期消火(しょきしょうか)がむずかしい場合(ばあい)は、むりをせずただちに119番通報(119ばんつうほう)し、あんぜんなばしょに避難(ひなん)しましょう。

 

5.火事(かじ)のとき消防車(しょうぼうしゃ)はどこからくるのですか?

火災現場(かさいげんば)から、いちばんちかい消防署(しょうぼうしょ)や分署(ぶんしょ)から出動(しゅつどう)します。また、消防車両(しょうぼうしゃりょう)にはGPS(じーぴーえす)が搭載(とうさい)されていますので、ちかくをはしっている車両(しゃりょう)があれば火災現場(かさいげんば)へ出動(しゅつどう)することもできます。

 

6.火事(かじ)はどうやってけすのですか?

ほとんどの火災(かさい)は水(みず)をつかって消火(しょうか)します。
山火事(やまかじ)など、ひろいばしょがもえている場合(ばあい)は、青森県防災(あおもりけんぼうさい)ヘリ「しらかみ」や自衛隊(じえいたい)のヘリコプターにきてもらい、空(そら)から大量(たいりょう)の水(みず)をかけてけすこともあります。

 

7.消防署(しょうぼうしょ)では何人(なんにん)くらいはたらいていますか?

消防署(しょうぼうしょ)は5箇所(5かしょ)、分署(ぶんしょ)は10箇所(10かしょ)あります。消防署(しょうぼうしょ)には50人(にん)くらい、分署(ぶんしょ)には15人(にん)くらい職員(しょくいん)がはたらいています。

交替(こうたい)で24時間勤務(24じかんきんむ)をしていますが、消防署(しょうぼうしょ)は最低(さいてい)15人、分署(ぶんしょ)では6人が泊(と)まり、災害(さいがい)にそなえています。

 

8.出動(しゅつどう)がないときは、なにをしているのですか?

いつでも出動(しゅつどう)できるように、くるまや装備(そうび)のてんけんをしたり、現場(げんば)を想定(そうてい)した消火訓練(しょうかくんれん)や救助訓練(きゅうじょくんれん)、救急訓練(きゅうきゅうくんれん)をおこなっています。

そのほか、火災(かさい)を予防(よぼう)するため防火指導(ぼうかしどう)や立入検査(たちいりけんさ)を実施(じっし)したり、応急手当て(おうきゅうてあて)の指導(しどう)もおこなっています。

 

9.女性(じょせい)の消防士(しょうぼうし)はいますか?

15人【消防本部予防課(しょうぼうほんぶよぼうか)1人、消防隊(しょうぼうたい)・救急隊(きゅうきゅうたい)14人】の女性(じょせい)が消防士(しょうぼうし)としてはたらいています。

平成27年4月1日現在

 

10.火事(かじ)でつかうホースのながさは何(なん)メートルありますか?

ホースのながさは1本(ぽん)20メートルで、それを何本(なんぼん)もつなぎあわせてつかっています。

2種類(しゅるい)のふとさがちがうホースを使用(しよう)しています。ふとさが直径(ちょっけい)50mmのホースは、1(ぽん)のおもさが約(やく)5kg(水が入ったら約(やく)40kg)になります。

直径(ちょっけい)65mmのホースでは、約(やく)8kg(水(みず)がはいったら約(やく)65kg)になります。

 

11.はしご車(しゃ)のはしごは何(なん)メートルですか?

弘前消防署(ひろさきしょうぼうしょ)は40メートル、東消防署(ひがししょうぼうしょ)は30メートルで、2台(だい)のはしご車(しゃ)があります。

 

12.はしご車(しゃ)ではとどかない、たかいたてものはありますか?

はしご車(しゃ)がとどかないところもあります。「連結送水管(れんけつそうすいかん)」というたてものの中に1階(かい)から屋上(おくじょう)までつづく管(かん)に水(みず)をおくることで、はしご車(しゃ)でもとどかない階(かい)の火(ひ)をけすこともできます。

 

13.出動(しゅつどう)はどのくらいありますか?

平成(へいせい)27年(ねん)は、火災(かさい)132件(けん)、救急(きゅうきゅう)10,047件(けん)、救助(きゅうじょ)129件(けん)でした。

そのほかの出動(しゅつどう)をあわせると、2,259件です。

 救急出動(きゅうきゅうしゅつどう)がおおいのは、弘前消防署(ひろさきしょうぼうしょ)、東消防署(ひがししょうぼうしょ)、枡形分署(ますかたぶんしょ)の順(じゅん)となっています。

 

14.119番通報(119ばんつうほう)はどのくらいありますか?

年間(ねんかん)に約(やく)15,000件(けん)の通報(つうほう)があります。1日(にち)に40件(けん)くらいです。

 

15.火事(かじ)をけす水(みず)はどこからでてくるのですか?たりなくならないのですか?

タンク車(しゃ)や水槽車(すいそうしゃ)は、はじめから水(みず)をつんでいます。タンクの水(みず)がなくなってもいいように、ポンプ車(しゃ)が消火栓(しょうかせん)や防火水槽(ぼうかすいそう)、ばあいによっては川(かわ)や学校(がっこう)のプールなどなどから水(みず)をすいあげ、タンク車(しゃ)におくっています。
一般住宅(いっぱんじゅうたく)の火事(かじ)だと約(やく)40,000リットルの水(みず)をつかいます。

おうちにあるお風呂(ふろ)にすると約(やく)200杯分(ぱいぶん)になります。